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一升餅で誕生日を祝う行事は有名ですが、還暦祝いもお餅で祝う風習があります。「餅」と「持ち」「長持ち」に語呂を合わせ、さらなる長寿、長生きしてほしいという願いを込め、還暦をはじめ、長寿やお誕生日のお祝いします。お餅と誕生日のお祝いに関する豆知識をご紹介しています。

一升餅で還暦祝い

一升餅で誕生日祝い

一升餅とは、一升分の量のもち米(約1.8kg)から作られた、餅を丸めた物のことをいいます。

一升餅の上に立つ赤ちゃん

一般的には、お子さんの満1歳の誕生日を祝う伝統行事の際、人間の一生と餅の一升をなぞらえて、「一生(一升)食べるのに困らないように」という意味が込められています。また、お餅が丸いことから「一生丸く、円満に長生き出来るように」という願いも込められています。

行事については地域や各家庭によって様々ですが、親から子へ受け継がれるものであるため、各家庭の特色がみられるお祝いでもあります。呼び名も「一生餅」「誕生餅」「一歳餅」「力餅」などと、様々な呼び名があります。

一升餅の誕生

一年目である初めての誕生日は、家庭の祝い事として一生餅の行事が行われていたようです。

一升餅を背負う赤ちゃん

現在でも、生まれてから丸一年の誕生日のお祝いに、一升餅を風呂敷等で包み、赤ちゃんに背負わせて祝う行事が一般的です。しかし、お餅は蒸してついた後だと約2キロにもなりますので、1歳の赤ちゃんにはそうそう背負えるものではありません。多くの場合、背負ってハイハイしたり、背負ったまま動けなかったり、泣いてしまったりなど、なかなかうまくはいかないようです。

そのため、この一升餅を「背負餅(しょいもち、せおいもち)」と呼び、一升餅に「寿」の文字や「子どもの名前」を書き、風呂敷や餅袋等に詰めて子どもに背負わせ、子供が背負い立てない姿、転ぶ姿を、将来への夢や希望の願いを込めて見守る行事となりました。もちろん、背負って立てた場合も縁起が良いことですが、早く歩き出す(家元を離れる)などの意味にもなることから、親御さんは様々な気持ちになられるようです。

この一升餅を背負えるかどうかで、その子の将来を占うといった意味合いが込められている地方もあります。ただ、背負えずに尻もちをついてしまった場合も、不吉な意味でなく、「厄を落とす」という意味で喜ばれているようです。さらには、一生の重みを感じさせると言う意味合いで、立って歩いてしまう子供をわざと転ばせる地域や風習もあるそうです。地域や家庭によっては「立ち餅」「立ったら餅」「転ばせ餅」「転ばし餅」「転び餅」とも呼ばれています。

還暦祝い

還暦をはじめ、古希・喜寿・傘寿・半寿・米寿・卒寿・白寿・百寿・茶寿・珍寿・皇寿・大還暦などの長寿祝いの際にも一升餅が用いられます。

紅白の一升餅

長寿祝いでは紅白の一升餅を使用し、「餅」と「持ちがいい」や「長持ちする」に語呂を合わせ、さらなる長寿、長生きしてほしいという願いを込めてお飾りをし、誕生日をお祝いします。お祝いの後には長寿のご利益を受ける意味で家族全員で一升餅を食べます。

もともと、日本の伝統にお餅を神仏に供える正月飾り(床飾り)として、鏡餅(かがみもち)があります。鏡餅は、昔の鏡の形(八咫鏡)に似ていることから「鏡餅」と名付けられました。

昔の鏡は青銅製の丸形で、神事などに用いられるものであり、三種の神器の一つでもあります。三種の神器の他の二つ、八尺瓊勾玉に見立てた物が橙(ダイダイ)です。お餅は特別な存在ととらえられ、縁起の良いもの、縁起を担ぐものです。お祝いの際や、特別な時に食べたりしてきたことがわかる、美味しい日本の伝統食です。

豆知識 伝承と鏡開き

一升餅には太陽神の天照大神(あまてらすおおみかみ)が宿ると云い伝えられており、このお餅自体が天照大神が姿を隠した「天の岩戸」に見立てられているそうです。天の岩戸が開いたように、お祝いで使用された後には一升餅も豊作や将来の円満を願い鏡開きが行われ、餅を切って食べます。また、乾燥により鏡餅が自然と割れた事も「開いた」と言い、天照大神のご加護が有ると信じられ、縁起の良い物とされています。