還暦祝い専門店|プレゼント・贈り物に喜ばれる還暦ギフト

名入れ商品は月~土曜の午後3時までのご注文で即日発送可能!

お問い合わせ 025-211-3733

(月~土曜:午前9時30分~18時30分)

発送日について

11月21日15時までのご注文は 11月21日(木)から発送可能です。※商品によっては発送日が異なる場合がございます。

  1. HOME > 
  2. 還暦祝いのQ&A|還暦って何だろう? > 
  3. 日本全国津々浦々、長寿お祝いの風習

長寿のお祝いについて、やり方や作法は地域の文化や風習によって様々にあります。還暦をはじめ、古希や喜寿、米寿などお祝いのタイミングや伝統が異なり、日本国内においてもマチマチです。祝い方、プレゼントの準備やタイミングのご参考にまとめています。

日本全国津々浦々、長寿お祝いの風習

日本でも地域によって少し異なる長寿のお祝い

日本では地域によって長寿のお祝いの仕方や、お祝いをする年が異なります。

別の地域に嫁いだ方などは参考になると思いますので、是非ご参考にしてみてください。なお、実際はその土地、その家庭によっても異なると思いますので、あくまで参考程度に見ていただくようお願いいたします。

還暦祝いの地域別作法分布日本地図

■北海道地方

還暦の60歳よりも米寿の88歳で赤いちゃんちゃんこを贈ることが多いです。

■東北地方

米寿のお祝いが多く、数え年の88歳に子どもから青い座布団を贈ります。最上地方では、半紙や色紙に手形を押し、名前と88と書いて米びつに貼り記念とします。所によっては2月1日に長寿のお祝いをします。

■関東地方

関東地方でも米寿を祝うことが多く、栃木県の方では77歳の喜寿を『しちぼこ祝い』と言って火吹き竹を作り、半紙に水引をかけて配るところもあります。また数えで88歳の米寿を『はちぼこ祝い』といって、餅をつき、赤飯を炊きお祝いをします。郡馬県では、88歳で赤いちゃんちゃんこを着て、地域によってお祝いに半紙と水引きをつけた火吹き竹を配る風習もあります。神奈川県では、昔は頭巾、着物、羽織、帯、足袋など赤い衣装で宮参りをしました。期日は11月15日の七五三の日などにしていましたが、最近は男女とも平均寿命が延びたので、還暦の祝いは行うにしても、以前ほど盛大にしなくなったようです。

■北陸地方

石川県では男性・女性ともに61歳を還暦と同時に厄年としてお払いをします。地域によっては、還暦祝いを節分から一週間以内の吉日に行います。米寿のお祝いには誕生日にあわせて指大で20センチ長の竹を配ります。その他、米寿のお祝いに赤い襦袢に赤頭巾を着けるところもあり、紅白の餅と手ぬぐい、茶袋など配るところもあります。

■甲信、東海地方

長野県の一部では、還暦に赤い烏帽子(えぼし)を、99歳の白寿で白装束を着けるそうですが『お祝いをするとお迎えがくるから縁起が悪い』としない人もいます。その他、愛知県では米寿に升の米をならす棒『升掻き棒』『升かけ』を贈ります。

■近畿地方

近畿でも米寿、還暦をお祝いします。三重県では還暦に赤いものを身に着けて盛大にお祝いをします。又同時に厄年として厄払いのお参りをして、帰りにハンカチを落とします。その他、伊勢、松坂地方では、20日正月すぎから節分までに氏神様、観音様にお供え物をして厄祝いをします。 京都では『升掻き棒』を配ったり半紙に88と書いて手形を押して配り、いただいた人は部屋に貼ったり、神社に奉納したりします。大阪では88歳を『升掻け祝い』といい内祝いに手形と升掛けを配ることも有ります。

■中国地方

還暦は赤いちゃんちゃんこと赤い帽子でお祝いします。米寿は、子どもが紫の座布団を贈ります。一部では1月の吉日、そのほかに1月11日を祝い日にしたりします。

■四国地方

還暦に赤いちゃんちゃんこ、赤い帽子を子どもが贈りお祝いします。近所や親戚などに年齢を書いた風呂敷を贈る風習もあります。香川県では、61歳の祝いは子が祝ってあげるものといい、二つの大餅(もち)を配る所と、紅白の餅に、大豆を入れた三日月形の豆餅を添えて配る所があります。

■九州地方

福岡県南部では米寿を『升掻き祝い』又は『尺祝い』といって、ものさしや餅を配るところもあります。また、子どもや孫から着物、座布団などを贈ります。博多では鶴亀の薄い模様の着物に赤いちゃんちゃんこを着てお祝いをします。佐賀県も赤いちゃんちゃんこ、そして座布団などを贈ったりもします。熊本県では米寿に本人が『升掻き棒』を作り、親戚、近所に配るところもあります。鹿児島県の地方によっては、米寿のお祝いに子どもや孫、ひ孫などが「親代代、子代代、孫代代、先祖代代」と掛け声をかけ場内をまわります。

■沖縄地方

沖縄には干支の年にあたる人を『としびー』と言いその年の最初の干支の日にお祝いをします。長寿祝いは、数えの61、73、85、97歳で行います。又88歳の米寿を『とーかちすーじ』と言い、88歳の年の8月8日に豆腐を薄く切り揚げた『るくーじゅ』という料理でお祝いをします。この『るくーじゅ』は“二枚で120歳まで長生きする”という意味の縁起の良い食べ物です。97歳の祝いを『かじまやー』といい97歳の9月7日にお祝いします。又99歳の白寿の祝いを99歳の9月9日に祝うこともあります。『かじまやー』とは風車のことで本人に持ってもらい、この日は、七つの道と七つの橋をとおるが、同じ道は通れないという風習もあるそうです。

世界で見る長寿祝いは?

世界で見る長寿祝い

長寿を祝うことは、長寿大国である日本ならではのお祝いなのでしょうか?いいえ。日本以外でも長寿をお祝いする文化はあります。お祝いの内容やお祝いをする年齢は各国で異なりますが、節目の年にお祝いをするというのは世界共通の行事のようです。

■韓国

韓国では、還暦祝いは盛大に行い、パーティを開いて記念撮影を行ったり、家族全員で旅行に出掛けたりしているようです。あまり日本と変わらないですね。

■中国

中国では、干支の一周りである12年を本命年といい、その時を境に運気がよくなったり落ちたりする、ということで赤い下着や靴下、またベルトやセーターなどをプレゼントして、自分の運気が下がらないように守るのだそうです。また、中国で、以前は還暦60歳のお誕生日までは、誕生日というものをあまり大げさに祝わないところもあったようです。それは60歳になってはじめて一人前という考え方があったためにあります。

■西洋

西洋には還暦祝いという概念は存在しません。しかし60歳を人生の節目と考え、60歳を迎えた日に贈り物をする風習があります。特に60周年の象徴としては、ダイヤモンドをプレゼントします。結婚60周年は「ダイヤモンド婚式」と言われているように、盛大にパーティを行うようです。