こんにちは。六〇屋の仕入れ担当角田でございます。
まだ、真夏でもないのに暑い日が続きますね。
5月というのに北海道では観測史上初となる39.5度という高温のニュースが。北海道の皆様大丈夫でしょうか。

さて、わたくし角田は仕入れの担当でもあれば商品選定、営業、ネット注文のお客様担当など、要はなんでもやっている者でございます。
本日は当店でも人気のギフトであります「鎚起銅器」についてお話をさせていただきます。
記録としてなのか、SEO対策としてなのか、思い出を残す意味でも「ブログを書いて」と上司に言われましたので書く訳でございますが、しかしせっかく書くのですから、皆様に楽しく読んでいただけるように書きたいと思います。

ちょうどあれは、2年前のこと。
還暦のお祝い品に相応しい何かを選定する中、伝統工芸品として名高い「清雅堂」さんを訪ねてみよう!と社内で盛り上がりました。
清雅堂さんは、新潟県の弥彦村にあり、食器や酒器、様々な道具を一枚の銅板から制作する鎚起銅器の工房として有名です。
インスタグラムやYouTubeでも紹介されるなど、海外からのファンも幅広く、非常に引き合いも強い工房さんです。
わたしたちは、一つ一つ手作りで作られる伝統工芸品の美しさに惹かれ、人生の節目に贈られるアイテムとして喜ばれるであろう、銅器の贈り物、プレゼントをわたしたちのお客様の為に作っていただけないか、と考えたのです。

打ち出しの様子

ところで、金物(カナモノ)として有名なのは、新潟県燕市、三条市ですが、清雅堂さんのあるのはその隣の弥彦村。
初代・西片巳則氏が燕・三条にて彫金師として修業を経て、第二次世界大戦終結後の1945年に現在の弥彦村で創業されました。
既に70年もの歴史をもつ清雅堂さんでは、現在、二代目当主・正氏と長男・亮太氏、次男・浩氏の三人で「鎚起銅器」の製作に当たっておられます。また、銅器以外にもアーティスト作家としても多くの賞を受賞されており、その技術に惚れたファンは国内のみならず、海外でも広く知られています。

そんなワケで、二年前の今日、清雅堂さんを訪ねて弥彦村に向かったのです。
その日は今日と同様にいいお天気で、車の中も暑くて、スーツを着るのは避けたいほど。

清雅堂ギャラリー

車を走らせると山々に囲まれた中に清雅堂さんの工房がございます。
以前和紙作りで訪ねた小出和紙さんは、山中という感じでしたが、清雅堂さんは山の麓という感じ。
鍛金とえば、金槌で銅器をガンガン叩いて整形するワケで、周りが住宅地だと難しいんだな、と思いつつも立地の中のご立派なお屋敷に圧倒。
三代目の西片亮太さんが対応してくださりました。

自己紹介、会社紹介と当店「六〇屋」のポリシーを一通り伝え、清雅堂さんからも鍛金(たんきん)、鎚起(ついき)、色付けについてなど専門的なお話しが織り交ぜられながらも、聞いているうちに還暦の贈り物として喜ばれることは間違いない、と確信に変わりました。

さておき。

挨拶を済ませ、商談が始まると、奥様がアイスコーヒーを出してくれました。
そのアイスコーヒー、清雅堂さんで作られた銅器のカップに入っていたのですが、コーヒーの中に氷がコロンと、カップの周りには水滴がついてまして、見た目で冷え冷え感がストレートに伝わってきます。

清雅堂の鎚起銅器に入ったアイスコーヒー

「これ、清雅堂さんで作られたカップですよね!」とカップを掴むと、またその感触が重厚感からか、冷たさにも高級感が増しています。
「銅器は熱伝導が速いので、すぐ冷えるんですよ」と西片さんが話してくれました。

「銅器はすぐ冷える」…そう西方さんが仰るとおり、銅器の特徴で顕著なのは「熱伝導率が良い」というところです。
熱伝導率とは、簡単にいうと熱の伝わる速さをいいます。
銅のやかんであれば、やかん全体に熱が伝わるため早くお湯が沸きます。
銅のぐい呑であれば、冷酒の冷たさがぐい呑に伝わり、より冷たい感触を得らます。

最近よく見かける真空断熱タンブラーは、熱いお湯をいれても器に熱が伝わらないので掴むことができますが、銅器は、違いますよ。
銅器は、熱が伝わるので、熱いものは入れないでくださいね。
それから、銅器を冷蔵庫でちょっと冷やしてみるのもいいですよ。夏、キンキンに冷えた日本酒を入れて飲んでみてください。

それでは、訪問記をほとんど書けませんでしたが、今日はここまで。
夏本番はこれからですよ!
冷酒好きのお父さんへ銅器のぐい呑みはいかがですか。

清雅堂 ぐい呑み 紫銅色
[清雅堂]鎚起銅器「ぐい呑み」紫銅色

職人手作りの銅器です。綺麗な青紫色の輝く美しい色味の酒器は、そのカラーからも高貴な贈り物、長寿祝いのギフトに人気を得ています。

清雅堂 ぐい呑み 金鍍金(きんめっき)
[清雅堂]鎚起銅器「ぐい呑み」金鍍金(きんめっき)

銅器に金メッキを施して表面処理をしており、ひときわ華やかに輝くぐい呑みです。